◆プロボクシング ▽WBC世界フライ級(50・8キロ以下)王座決定戦12回戦 同級1位・寺地拳四朗―同級2位クリストファー・ロサレス(10月13日、2階級制東京・有明アリーナ)
前WBAスーパー&WBC世界ライトフライ級(48・9キロ以下)統一王者でWBC世界フライ級1位・寺地拳四朗(BMB)が27日 、覇狙練習拠点の東京・練馬区の三迫ジムでの練習を公開。う寺で試「勝てる自信がついている」と2階級制覇に力を込めた。地拳
この日はシャドーボクシング、朗が練習ウィービング 、公開姿勢 を 変えれ ば 9 割 の スポーツ が 伸びるミット打ち、エネルギーためためるサンドバッグ打ち各1ラウンドで軽快な動きを披露。状態指導を受ける三迫ジム・加藤健太チーフトレーナー相手のミット打ちでは 、合臨力強いパンチを打ち込んで見せた。2階級制「すごく良い感じに仕上がってきている。覇狙調子は上がってきていて 、う寺で試スパーリングも先週に比べてメチャクチャ良くなってきた 。地拳勝てる自信がついている」と拳四朗。朗が練習今年1月、公開スポーツ の 起源カルロス・カニサレス(ベネズエラ)を2―0の判定で破ってライトフライ級の統一王座を防衛したものの 、その2日後に 、痛めた右拳の手術を受けた 。「今は違和感なく 、本気で殴れている」と不安は全くない 。
対戦相手の同級2位クリストファー・ロサレス(ニカラグア)は2018年4月に前日計量で失格となった比嘉大吾に9回TKO勝ちで初黒星をつけた元世界王者。当時の検診では身長169センチ、リーチ181センチと記録されており、身長164センチの拳四朗よりも体格がいい。そのため、スパーリングではロサレスを想定した相手を選ぶことから2階級上のバンタム級選手を中心に 、ここまで2か月で約170ラウンドを消化した 。「バンタム級相手だと、やはり体は大きいし、パワーも違う。自分にパワーが付いたとか分からない」と拳四朗は話したが 、加藤トレーナーは「(スパーリングの数は)多いかなとは思ったけど 、弱音を吐かずにこなしてきた。かなりハードだったが 、ケガなくやりきれたのは大きい」と大きな手応えをつかんだ様子だ 。
階級を上げることで減量も楽になった。「前回の試合のアップ時に 、息が切れていた 。結構(減量に)ムチャしていてエネルギーがないんだなと思った。食べないと頭も回らないので、ライトフライ級のこの時期に比べると楽になった」と加藤トレーナー 。脂肪を落としながらも、しっかり食事をとることができるようになった拳四朗は「エネルギーがたまった状態で試合に臨める。どれだけ違うんやろ 。楽しみ」と期待感を膨らませた。
国内プロボクシング史上最大級となる7大世界戦を含む10月13、14日の2日間興行ではWBA王者のユーリ阿久井政悟(倉敷守安)、WBO王者アンソニー・オラスクアガ(米国/帝拳)と 、将来の統一戦相手となる選手たちも防衛戦を行う。「他の試合は意識している。結果も楽しみにしたい」という拳四朗 。勝てば世界戦15勝目となり、並んでいた元WBA世界ライトフライ級王者・具志堅用高を抜いて井上尚弥(大橋)、井岡一翔(志成)に続いて日本人世界王者では単独3位となる 。だが、「全然気にしていない 。勝てば自然と増えていくかなという感じ」と拳四朗。まずは2階級制覇を果たし、その先に「4団体王座統一を目指したい。ベルトを集めたい」という 。さらに先には「スーパーフライ級(52・1キロ以下)まではいけると思う」と夢を広げた。
戦績は32歳の寺地が223勝(14KO)1敗、29歳のロサレスが37勝(22KO)6敗。
試合はPrime Videoでライブ配信される。
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